独立開業とは>良い経営者とダメな経営者とはどんな人？その３

良い経営者とダメな経営者とはどんな人？その３です。
会社の利益、損益の考え方です。
利益、損益にも種類があります。
例えば、建設現場等のある電気工事業者の場合で説明します。
○○建設の△△現場での電気工事で６ヶ月間の工事期間がありました。
その業者は１０００万円で受注したとします。
仮にこの工事で、
「工事期間内に工事費８００万円で出来た」
「工事期間が多少過ぎたが、工事費は８００万円で出来た」
単純に双方とも利益は２００万円です。
自社にとっては、金額は同じですが、○○建設の信頼度は下がります。

また同様に、
「工事期間内ではあるが、工事費１２００万円で出来た」
「工事期間が多少過ぎたが、工事費は８００万円で出来た」
この場合も、２００万円の損失でも○○建設の信頼度は下がりません。
たとえ、２００万円の利益が出たとしても、次に○○建設の仕事が
あるかは解りません。
信頼はお金で買えないのです。
このことから、単発的な利益を追求するよりも、長期的な利益を
求めることが理想です。

また、赤字なので○○建設の仕事はもうしないと考えるのか、
○○建設に次はいい仕事をくださいとお願いするのかは、経営者
の判断です。
ただ、どの業界でもいえるのですが、○○建設には□□建設や
下請け業者等の横及び縦の繋がりがあります。
○○建設の１社なんてどうでも良いという考えでは、
経営が発展していかないと思います。